しかし、現在まで神田の学生街は続くといっても、時代によってその様相は大きく異なります。明治期の神田は、学校の所在地というだけでなく、東京でも有数の下宿が多い街で、学生の居住地でもありました。その後、鉄道網の発達や関東大震災後の復興整備により、学生たちは近郊に居住して神田の地に通学するようになります。
一方で、明治から現在に至るまで、神田地域は多くの学生にとって学生時代の良き思い出の場所であり続けています。いつの時代の卒業アルバムをめくっても、神田界隈で青春を謳歌する学生たちの写真が含まれています。
今回の展示では、神田に東京法学社(現・法政大学)が創立された1880(明治13)年から、中央大学が駿河台の地に別れを告げた1980(昭和55)年までの100年間を対象とし、私立法律学校として産声を上げた神田ゆかりの専修、中央、日本、法政、明治の5大学のアーカイブズが主に所蔵するさまざまな写真から神田学生街の記憶にせまります。
<企画展 神田学生街の記憶ー1880-1980五大法律学校の軌跡ー>
【会期】
2018年1月9日(火)〜2月28日(水)
【会場】
ECOM駿河台
〒101-8011 東京都千代田区神田駿河台3-11-1
※アクセスは下記リンク先のチラシを参照。
【時間】
10:00〜17:00
※ただし2月28日は15:00まで
【入場料】
無料
【休日】
土曜日・日曜日・祝日
※貸し切り等でご覧いただけない時間帯があります。
最新情報はECOM駿河台Facebookにてお知らせします。
【主催】
専修大学大学史資料課 中央大学大学史資料課
日本大学企画広報部広報課 法政大学史センター
明治大学史資料センター 法律学校研究会
【共催】
三井住友海上火災保険株式会社
【問合せ先】
法政大学史センター
電話:03-3264-6503
E-mail:daigakushi@hosei.ac.jp